無料ブログはココログ
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

アンジェラ先生のHP

sallyのフリースラインドハーネスのHP

Another Sandbox

  • Another Sandbox
    “犬の砂場”の非公開ブログです。閲覧には許可が必要です。こちらの砂場ではより多くの犬たちの活躍、そして犬たちのa substantial speech を楽しんでくださいませ~。

お勧めマズルガードのお店はこちら

㈳日本愛玩動物協会

FB

咬んでたけど咬まなくなったワンコのこと

咬み犬さんといわれちゃう子に愛の手を。

2013年6月 9日 (日)

注視遮断は誰でも行ってることでは?

さて、愛情遮断は許せないけど、注視遮断なら許せるということを考えてみます。

愛情遮断は、相手が愛を求めているのにその愛に無反応や無視をすることです。

つまり、相手の思いを遮断すること。

愛を欲しがる、与えないとならない対象に愛情を与えないでことです。

ネグレクトと呼ばれる虐待行為がこれに当たります。
(この話は、このカテゴリを隅々まで読んでくださいね)

毎回、話すことですが、この人間的な愛情遮断と犬に対する愛情遮断を混同する多くの人間がいるわけです。

また、毎回言いますが、子犬や虐待、極端に臆病な犬にはこのツールは普通使いませんし、へちまこも推奨しません。

それにしても、言葉を変えた注視遮断なら許せる?

同じことをしているのにおかしな話です。

犬のサインを見落とすな、とはよく言ったもんで、たとえここで、犬の本当に欲しいものを食べ物にすり替えたとしても、一時しのぎにしかならず、あいかわらずのストレスのサインが見られれば、また、ストレスのコップは溜まりだしあふれだすころには噛まれるのですから。

あ、食べ物を使うことを否定しているのではなく、へちまこはむしろバンバン使う方です。

バンバンですよhappy02

犬が正解を引き当ててくれたら、バンバンドカドカあげちゃいます。

おっと、話がそれました。

テーマは、注視遮断は誰だって行ってるじゃない・・・です。

物理的に、ケージに閉じ込める=注視遮断ですよ。

犬の好ましくない行動に無反応を返すのは=注視遮断ですよ。

マズルガードをつける=これも部分的な注視遮断。

足に噛みついてきた犬を振り払うぐらいに歩く=注視遮断です。

うれションする犬を落ち着くまでかまわないのも=注視遮断。

犬の行動や反応に、いちいち反応を返さないことが、軽い注視遮断を行っているわけです。

で、どうして注視遮断を行うか?

犬に落ちついてほしいからです。

犬たちは、興奮する個体や危険な匂いを発する個体を嫌います。

その第一選択が反応を返さないまたは逃げるです。

犬は平和主義ですから、直接対決に至るまでの過程には、さまざまなボディ・ランゲッジを駆使し、直接対決を避ける努力をするわけです。

でも、犬がそれを忘れているなら、または忘れさせるほどかまい過ぎているなら、犬語を取り戻してもらわないとならないと思うのです。

小さな嫌だという犬からのサインを、食べ物によって削除されてしまったら、どうなるのか?

小さなサインをすっとばせば、ストレスレベルの第7の行動の噛むと言う行動が、ディフォルトしたり、過剰なアイコンタクトや分離不安を起こしたり、その犬種的特徴が極端に現れてきたりします。

そのサインが表面化する前に、そのずっと前に、犬との直接対決を避けるべく、逃げると言う注視遮断を行うにすぎません。

いろいろな場面での不適切な行動が多ければ多いほど、注視遮断の数が増えてしまのは、犬の小さなサインをほおっておいた結果だからだと思うのです。

へちまこは、まず飼い主が噛まれないと言う交通整理を行い、噛まれない自信をつけてあげ、犬には噛まなくてもいいんだ、噛まないでも自分の思いはわかってもらえるんだと、犬の感情を整理させるために注意遮断を推奨しているのですから。

へちまこの、注視遮断の第一選択は人間は噛まれないように逃げるですから( ̄ー ̄)ニヤリ

では。

Dcim1395 自信がついてきたら(人間は同じではないけど、寄っていい人を見極めることができるよ、の自信)、放課後のダンス部に入部希望かな?

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

2013年6月 5日 (水)

愛情遮断を誤解しないために。

下火になったと思っていた、愛情遮断(注視遮断)について、ここ数週間でワード検索でこちらのブログに辿りつく人間さん多々がいるようです。

で、へちまことしてはこの犬の行動修正に使用するツールのひとつとして、または使うものひとりとして、こちらのブログに書かれていることを鵜呑みにして、自分の犬に試されるのは、いかがなもんかと、思っています。

自分勝手に曲解して、ケージに閉じ込めるや、犬をサークル内に入れるや、マズルガードをつける等ということは極力避けなくてはならないし。

遮断というと、ケージに閉じ込め、布をかけて周囲の刺激を遮断までしている方のブログにぶち当たると、必ず、聞きかじりやネットで探してやっている、ということが多く、そのやり方でも犬がよくならず、かえって犬のストレスがまし、ど壺にはまっているケースを目の当たりにして、心痛しています。

愛情遮断が虐待かどうかは、その方が決めることで、へちまこはとやかく言う必要はありませんし、非難めいたことを言われてもこの方法で数多くの犬と人の関係性を修正してきたことは事実です。

だから、事実は曲げるつもりはありません。

まず、愛情遮断という言葉が、犬への愛情を断ち切るもの、としての捉え方をしてはほしくはありません。

また犬からの愛情を一生涯にわたり遮断するものでもなく、犬の状況や状態によって、部分的に遮断するモノがある、時間的に遮断するモノがある、遮断してほしい行動がある、遮断を行わなければ人間が変われないものがあると、へちまこは考えています。

以前、相談を受けたダックスも、手当たりしだいに噛みつき(飼い主家族がそう思うだけですが)、特に娘さんが家から出かけようものなら、足首に噛みつき、洋服に噛みつきという「お出かけ遮断症候群」の子がいました(;´▽`A``

娘さんが出かけようとするたびに流血になり、お仕事に行くの命がけ?という相談です。
(ストッキングがボロボロ伝線・・・sweat01

で、観に行くと、普段から犬にかまい過ぎる家族がそこにいるわけです。

もうベタベタ・・・

やれ、おやつだの、やれ顔を拭くだの、排泄したら股間を毎回拭くだの、一時間置きにブラッシングだの、寝ていればお布団かけーの、おやつの時間にはより取りみどりのトリーツが出されます。

これを構いすぎといわずになんといえばいいのか・・・

これほど手をかけ愛情をかける人間がなぜ咬まれるのか?

これ以上の愛をかけるにはどうすればいいのか?

でもこのダックスを見ていると、この暮らしに満足しているようには見えませんでした。

顔つきは普通のダックスで、アルファだのリーダーだの、怯えてるだの、不安だのという要素は見当たらないし、家族以外には愛想もよく噛むというそぶりさえなく、どちらかというと宥和性のあるタイプでした。

だけれど、かまわれ過ぎのストレスサインは随所にみられ、へちまこはこれが原因なのかもと思い、一時的な注視遮断を行ってもらい、犬のストレスレベルを下げる試みをしました。

出がけに噛まれる娘さんを噛ませないために(噛む犬には二度と噛ませる状況をつくってはいけないし、ここを一番守らせないとならない)環境を整えてますが、サークルやケージに閉じ込めるや食べ物での誘導は行いませんでした。

ただ噛ませないための数々のテクニックをお伝えするだけでいいのです。

その方法のひとつに注視遮断が含まれるだけです。

もしここで食べ物ごほうびを使うなら、落ちついている、穏やかである、噛まないでいられる、という行動に置き換わらせないとならないのです。

娘さんには過剰な可愛がりや、過剰な頬ずり、過剰な抱擁、過剰な喜ばせ方、過剰なおやつ、過剰なほめ・・・など、過剰なことはすべてやめていただくために、犬に2週間ほど触るな、視線を送るな、と指示はしましたが・・・

これを我慢できないのが人間なのです。

おかしな習慣化が、安定しない犬に育ててしまうのです。

また注視遮断を行うのに、犬に申し訳ない、私たちが悪かったのにこんな無碍なことしてごめんなさい、と、呵責の念に囚われていれば、犬にそれが通じてしまいます。

それが、犬がかわいそうにつながるのでしょう。

でも、私たちも家族を持つと、常日頃そんなに注目し合わないのが普通ではありませんか?

家族のようにといって、同じように接していますか?

あまりにも手だし口出しで子どもにだって、うるさがれることがありますよね。

また、過保護でね?ってありますよね。

本当に家族と一緒と考えているなら、そういい張るなら、他の家族と同じように扱ってあげて下さいな。

おとーさんを頬ずりするとか、おにーさんの排泄のたびに手伝うとか?なにがなんでもハグするとか?

同じという言葉がどれだけ曖昧で、擬人化で、自己満足過だということに気がつけば、愛の押し売りで、ストレスをため込む犬がいなくなり、人間からのストレスで噛まなくてはいけない犬にさせてしまうこともなくなるとと思うのです。

Dcim1397_3
笑顔が戻ってよかったね~o(*^▽^*)o

では。

あ、くれぐれも注視遮断は自己判断で行わないでね。

悪化させること多々だから・・・悪くなっていくって、そりゃ、やり方違うんだと思います。

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

2013年2月21日 (木)

愛の遮断について、どうしちゃったの解釈?

ある日突然、ある言葉での検索数が上がって、いったい何事が起きているのかと思えば、過去記事を含めて「愛情遮断」のことが、一部話題に上がっていました。

ココログのワード検索機能は(有料)優秀だから、どこで何が起こっているかなんてすぐにわかりますから、、当拙ブログへの流入がどこからなんて、これまたすぐにわかるんです。

で、へちまこ、みなさんがとても気にして下さるようなので、新カテゴリ「咬んでたけど咬まなくなったワンコのこと」というものを作ってみました。

一時、日に700~900とかの検索があるもんですから、迷われては大変だと思い、どぞ、ここですよ~~、迷わず読んでくださいね~~と、サービスしましたです。

そもそも、なんで今さらなの?とか

昨年の咬む子の話しや、もっと前のT君の話しですから…ねぇ?

愛を遮断するというのがどうも気に食わないらしいんだなと、理解はできました。

が、それだけで、何の影響もございません。

それから、いわゆる遮断法というのも有効な子もいれば、へっちゃらなんて子もいるのです。

で、どちらがより心配だよ、という犬は、人間の擁護やら愛情とやら、それを遮断されてもへっちゃらな子です。

人とのつながりを断たれても、へらへらルンルンしていたら?

これはもう人など、必要としていないというわけですから。

野ら犬でもやっていけるでしょう。

でも、へちまこのところに相談しに来て下さる方は、犬との関係を立て直したいと本気で思っていると思います。

そして、一端人に飼われたら、どこかで人を必要としてないと生きていけないのですから、それを犬に悟ってもらわないとなりませんよね。

そのひとつの方法が「愛情遮断」(どの言葉使っても同じ意味にとるなら理解できる人だけ読んでください)という言葉を借りた、行動修正方だということにすぎないのです。

愛情遮断は愛をかけない冷酷無比だなんて思ってる?もしかしたら、そう思いたいだけで本当はわかっているけど引っ込みがつかない?

え、愛情をかけないなんて・・・

だってワタクシ愛情のある女ですから(男ですから)

では、その愛情とは?

誰かが明確な定義でもして、これが真の愛だと証明してるのかどうか?

生命の定義が曖昧なように人のいうところの愛情も定義が曖昧だと思います。

ただ言えるのは、どんな性癖でも、マゾでも度Sでも、その愛をお互いが欲してるかどうかだと思いますよ。

人間なんてへんてこな生き物ですから、はぁ、そういう愛情という場合もあるのね。

だから同じ性向を持つなら、殴られようが蹴られようが愛に変わるわけだと思うのです。


ただし、犬たちは少なからず、殴る蹴るという体罰や虐待じみたやり方で、人との共同生活は望んではいないはずです。


「アブノーマルだよ」なんて言われてもその方たちが愛だとお互いが思うなら(理解してるなら)それがそ人たちの正しい愛の形なんだと認めてあげるしかないと思います。

そうなると、自分の飼い犬に咬みつかれても、それが犬からの愛情で、咬みつかれることを耐え忍ぶのも犬への愛情で、犬もそれを望んでいるなら、それがその人たちの愛なんだから仕方がいと、思ってあげることがその人たちへの思いやりかもしれませんね。

それは、認めますけど、一生涯、その犬のことを監視し、看とってあげてほしいと願っています。

センターやシェルターや、そこらへんに遺棄して、履歴がわからない人がガブガブ咬まれて、血出して、それでも救おうとすることをする人間がいることを忘れないでほしいです。

犬の咬みを強化したのは人間だから、犬への愛情遮断は学習性無力症?を引き起こさせる副作用があるとかないとか…それも自分でデータとってるわけじゃなし。

少なくとも、へちまこ、このやり方で犬が学習しなくなった、無気力になったなんて犬みたことありません。

あ、一番、副作用のないやり方なはずで(そう習いました)

だけど、机上の学習だけの人はこれを使えないし、導けないと思います。

そうそう、あの噛みつきk君のママさんと、先日、話す機会があって、これまた感動的な話をされてましたよ。

トリミングが苦手でそれこそパニック的にトリマーさんを咬んでたKくんが、トリマーさんを咬まなくなってずいぶんと時間がたちました。

そのKくんが、トリミングでいつものトリマーさんを待ち合いのガラス越しから、2本足で立ち(ほら、トイプーさんたちってよくやりますよね)トリマーさんを、ニコニコゆらゆらしながら観ていたそうですよ。

「そのトリマーさんに会えるのがうれしいみたいでした。私はKは人間嫌いだと思っていましたが、そうではないみたいだと感じました」たって。

で、へちまこいいました。

「K君は人間嫌いじゃないよ。K君は、コワイヨ、コワイヨと、言っていただけだから…人間のことは好きだと思いますよ。だって、人間と暮らしているんですから」

もし、この人たちを心底心配してくださるなら、あんな方法をとるトレーナーなんてやめなよとか言ってあげればいいと思います。

本当に心配なら、同じように支持友していたんだから、Kくんママさんに訊いてみればいいと思います。

実際に観に行けばいいんですから。

そんなことで、へちまこが変わることも揺るぐこともありませんから。

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

2012年10月 9日 (火)

K君のその後・・・

102785617_org 画像と本文は関係ありません。かってに友情出演~しちゃってもらいました。

先週のKくんのママさんから、少しあわてたメールが来ました。

噛まれた!!!!!っと。

へちまこ思わず、アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!

この報告のこの文字を観て「ソレミタコトっ、ヤッパリネ」となんて、思った方~( ´_ゝ`)フーン

・・・まぁ、ごく普通の気持ちでしょうかね?(副作用とか?bleah

でも、ご安心くださいね。

実は、噛まれたのはK君なのです。

k君は先週も誰も噛んではいません。

Kくんは、同族に噛まれたのです。

向こうの飼い主さんの、「うちの子は大丈夫」を鵜呑みにして。

これはママさんのミスですが…

この後のK君とママさんがすばらしかった。

鼻の横を噛まれたらしいKくんのことを、とりあえず水で流して消毒せねばと、思ったママさん。

でも、Kくんは痛さのあまり、ヒーヒーと鳴いていたそうな。

そんなK君の顔に水をかけるなんて、咬んでくださってよろしくてよ、と言っているようなもの。

今までのK君なら?

咬んでくる!という確信がママさんにはありました。

でも、咬まれてもいい、水で流しておかないと、と思ったそうです。

ところが、K君。

噛まずにママさんのやることを受け入れたそうです。

噛まれたことでブルブルと震えていたそうですが、水で顔を流すとヒンヒン鳴いていたそうですが、それでも咬むという行動はなかったそうです。

その後も、獣医さんで治療を受けても噛むこともなくて、ほっとしたママさんとパパさんでした。

へちまこは、犬が誰かを噛んだ(犬、人)噛まれたという場合、その後の犬のボディ・ランゲージや頭部のシグナルがどんな感じだか、詳しく聞きます。

そのようすから、その子の情動を推し量るわけですが、今回の噛まれちゃったKくん。

噛まれた当初はぶるぶるでしたがお散歩を再開すると、だんだんとごく普通の気持ちに戻ったようで、その後は震えることもなくお散歩したそうです。

へちまこはそのお話を聞いて、酷いトラウマにはならんだろう、と思いました。

ママさんが犬嫌いになりますか、と、訊ねてきたので、一定の犬種(今回噛まれた犬種やそれに似たような風体)には用心すると思いますが、犬全般がダメにはならないと思います…と、返しておきました。

すると、ママさんがいつも挨拶できるシーズーは唸っていて、他の子は大丈夫でした。と。

これは、ホントのところはk君に尋ねてみないとわからないけど、噛んだ子の形と風体が似通ってるので、用心のためにK君は唸って「『嫌だよ』を伝えていたかも。と、返しました。

私たちも何か怖い目に遭うと、その人間から負わされたことでもないけど、似たようなタイプ、似たような服装の人に用心をしますよね。

それと同じことが、犬たちに起きても何ら不思議ではありません。

当分、Kくんが嫌だよ、という子には近寄らず、K君がいいね!という子との交流を勧めておきました。

この反応も一時的なものであって、そこそこ自分で用心することを学習していれば、次回は噛まれることもないと思います。

相手の犬は微動だせずKくんが近寄るのを待っていたそうです。
これはもう、近寄るな、来るな、咬むぞ、と警告を発しているのですよ。

狙いを定めるボクサーのようなもんです。

Kくんママさんは、唸らなかったし、歯もむかなかったので、大丈夫だと思ったそうです。

いえいえ、同じような挨拶行動や首を下げる(頭部)耳を引くというシグナルが手にとって見えるくらいならいいですが、わからないなら近づけるのはやめた方がいいでしょう。

それにしてもKくん。

先々週は、注射針(血検)5回失敗されたようですが、それも我慢できたようです。(すごいよね~~、人間だって嫌になるのに。K君には攻撃性なんてないんだよgood

唸りだしたけど「我慢だよ」で、唸りが鳴き声(ヒンヒン)に代わって、我慢できたそうです。

ただ一度、玄関から飛び出しそうになった(あとでよく考えたらそう見えただけだったらしい)Kくんをいきなり後ろからつかんだら、歯を当てられたそうです。

これは咬まれたではなく、噛んだでもない、いわゆる反射で、Kくんも噛んだとは意識していないことでしょう。

人間だって、意図しない時にいきなりのものがあれば手で払いのけるでしょう。
それと同じです。

防御でも防衛でもないです、だからいわゆる反射。

犬は手がないから、口なだけです。これは咬んだに入りません。

だから、この場合のK君は噛んだという意識がないから、ルンルンでいたそうです。

ただこの時にパパさんもいて、ママさんは「あの対応はまずいんじゃない。別な方法があるでしょ、スワラセルとか」と、パパさんに何度かいわれてしまったといっていました(いつもはママさんが言う立場なのに少々悔しかったらしい( ^ω^ ))

ステキなご夫妻ですね~~heart04

今まで(へちまこが関わるまで)何も努力をしてこなかった人達ではありません。

このようなエピソードを毎週聞かせてくださる、Kくんママさんたちに感謝sign01

そしてね、今後噛まれるようなことはあるだろうけど、あわてずに自分たちの頭の中の引き出しを開けてくださいね。

今までの対応をパズルのように自分たちで当てはめていけますように~~shine

へちまこ。ひと安心。

ここまで真摯に取り組んでくれる人たちって、清々しィね。

では。

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

2012年8月28日 (火)

なぜ、Kくんは咬まなくなったのか?

49_large (画像と記事内容は関係ないよ~~かわいいから載せたのね)

へちまこが咬み犬で攻撃性があるという、小型愛玩犬のK君を見始めて、3ヶ月経過しました。

Kくんのママさんとは週に一回、メールなり電話なりでその週のようすを伺っています。

Kくんは、先週も今週も、咬むこともなく、穏やかに過ごしていたそうです。

そして、いろんなことで獣医通いに縁があるちょっと気の毒なKくんですが、獣医さんでも咬むということをしなくなってきました。

今までは獣医さんやVTのおねーさんを咬もうとするし、大暴れで診察するのも治療するのも大変なことで、これはKくんにも相当なストレスがありそうでした。

そんなKくんが、先週の脚の治療ではピーピーと鼻を鳴らすだけで乗り切ることができたのです。(犬の鼻ピーは甘えや不安、だから認めてあげてね)

ママの「我慢だよ、偉いね、我慢できてるよ、もう少しだよ」で、乗り切ったのです。

以前の唸り、暴れ、咬みつくというところからの大した進歩です。

家で一番咬まれていたパパさんも、咬まれなくなってきました。

帰宅時にパパさんの足を咬む、パパさんがトイレシーツを換えようとすると咬む、パパさんが動くとまるで監視でもしているかのように咬む…

何かあるたびに咬まれていたパパさんでしたが、今は、K君とはお散歩に行ける間柄に落ちつきだしました。

お散歩中の他犬とのすれ違いも「ワンちゃんを教えて」で吠えなくなり、他犬を見つけるとニンマリ笑って振り向くようになってきたそうです。

犬を中心にしても、咬まれなくなった家族がひとつ増えたことに、へちまこは安堵しています。

では、あれほど咬んでいたKくんの行動修正を可能にしたのはなんだったのか?

そして、その第一歩であった、「愛情遮断」というものを考えてみました。

へちまこの友人でとても英語が堪能な人がいましてね。

「ね、愛情遮断って、英語でね、matemal deprivationって書くのよね。これが誤解を生むんじゃないのかしら。犬の場合は、attention deprivationって表現した方がいいかも」

matemal deprivation(母性遮断、はく奪)主に人間に対して使う。

attention deprivation(注視遮断、はく奪)こちらは犬のトレーニングにしばしば用いる。

へちまこはこの友人の情報をなるほどと思ったのです。

愛情遮断は、もともとがネグレクトという親が子どもにする虐待のひとつで、愛情を親がかけないということです。最低限のお世話もしないし、言葉もかけない、笑いかけもあやしもしない、冷酷無比なことです。

愛情をかけ育て世話をやかなくてはならない時に、愛情をかけられなかった子どもの多くに、低身長、無表情、学習無力などのいくつかの症状が見られるそうです(愛情遮断症候群)

ハローの実験だったと思いますが、子ザルを親にも人間にもふれ合うことなく育てると成長の遅滞が見られたそうです。最悪、生きる気力を失うそうです。

だから、幼いころの親からの愛情とはとても大切なものなんですね。

では、へちまこがKくんの咬みつきの行動修正のために選択した、「愛情遮断」は、人間の愛情遮断症候群と何が違うのか?

ツィッターでもつぶやきましたが、愛情遮断を子犬期に用いるイントラもトレーナーも現在はいないはずです。

夜泣きなら傍にいてヒトリではないよと声をかける。

遊んでほしいなら相手をしてあげる…など、子犬の要求には極力応えてあげるべきとなってきました。

大人犬に発動させる「愛情遮断」を友人が提言した「アテンション・ディプリベーション」を、へちまこは使うべきだったのかもしれません。

こちらの方は最低限のお世話をします。

ごはんも水も、お散歩も条件はありますが。

ただ、犬の行動や投げかけてくる視線、過度の要求に反応を返さないということなのです。

言葉としての誤解があるなら、へちまこの言葉の情報が古かったと、否めませんのでその点ではお詫びしたいです。

また、へちまこが「愛情遮断」は割と古くからある犬への対応のひとつと話したら、それがまた古い手だから科学的ではないと、とるらしいともわかりました。

へちまこが「愛情遮断」という方法を知ったのは「ノープロブレムドッグ」の著者、武部先生の講習会ででした。

今から、10数年はたっていますが、その頃は権勢症候群が花盛りの頃で、犬が唸れば支配性攻撃、犬が咬んでくれば攻撃性と捉えらていました。

武部先生の講義は、、一頭のゴールデン♂と、それを飼う子どものいないご夫妻の事例でした。

このゴルが酷い咬みつきで訓練士に任せても咬んでくる犬で、対抗するべく、訓練士にフライパンで殴れといわれ、殴ろうとしたらかわされて反対に大けがをさせられたそうです。

武部先生はこのゴールデンとご夫妻に「愛情遮断」という方法を教えて窮地を救うことができたそうです。

しかし、夫の方が一貫性に欠け、まだまだ危険を完全に脱したと言い難いと話しておられました。

その時のレジュメがどこかにありますから、さがして再読しようと思っています。

このゴルが支配的な犬なのかは、おそらく診察時に見せる先生へ行動からするとそうとは見えなかったそうです。

典型的な支配性攻撃行動示す、いわゆるアルファなオスではないということでした。

診察時に見せる、ボディランゲージはどこか怯えているような、人に媚びるような感じだったそうです。

このゴルは愛情いっぱいに育てられ、大切にされてきました。

育ての親からの愛はたくさんもらっていたのです。

では、なぜ愛あふれる育ちの犬が愛をくれる人を咬むようになるのか?

それは、不適切な犬への接し方があるからなのです。

Kくんはこのゴルの事例とはまた違うところもありました。

ゴルはどちらかというと日和見主義のようでしたが、Kくんは、へちまこがツィートでつぶやいた「葛藤が導く攻撃」も含まれているように思えたのです。

武部先生の時点ではまだうすぼんやりなモノだったので、武部先生はこの時点では「葛藤が導く攻撃」という言葉は使っていなかったと思います。

葛藤が導く攻撃とは、動物にフラストレーションを与えると、第3の動物に対して攻撃行動を示すことだそうです。(2001年1月25日発行JIHAシラバス№71)

恐怖による攻撃行動、あるいは葛藤からの攻撃行動があった場合、犬は回避するために攻撃行動を示し、それでその状況を回避できれば心地悪い状況を、毎回、攻撃行動で回避しようとするわけです。(回避条件付け)

こうならないように私たちは犬を人の社会の様々なことに慣らすことが必要になるんですね。

そして、葛藤が導く攻撃が出る犬にはいくつかの共通点やヒストリーがあって、一概に飼い主の扱いが悪いというばかりではないこともままあるそうです(長いから省きます)

Kくんも愛情いっぱいに育てられている子でした。

そして、その愛情をかけているのは人間なのです(かけすぎってこと)

その愛情をかけることができないのが、人間であり、愛情をかけられないことに苦しむのが人間なのです。

ここを勘違いする方々が、愛情遮断は犬に対する虐待だと思われるのでしょうね。

もし虐待だとするなら、犬への愛情をかけてはいけないという人への心理的虐待行為でしょうか(笑)

へちまこはKくんを支配性からの攻撃行動でアルファー症候群だから「アテンション・ディプリべーション」を使ったのではないのです。

多少の優位性を見せることはパパさんに対してありました。

元から本物のαではない犬のKくんは不安定な存在で、そこからの咬みもありましたが、扱いと条件付けを変えることで、パパさんをKくんにとって大切なメンバーに引き上げることができました。

大切なメンバー引き上げには、ママさんの手出しは無用で、パパさんにもできることをやっていただくことでした。

パパさんではければその要求を満たしてもらえないと、Kくんには学習してもらいました。

コマンド、行動反応、ごほうびという接し方で、犬にとって予測できるものとなり、犬は安心してくれるのです。

そうそう、Kくんには攻撃性はありませんでした。

「葛藤が導く攻撃」はありましたが難しいケースではなさそうだったし。

また獣医師に見せるほどの重症ではないと思いました。
(へちまこは自分で無理だというラインを知っています。そういうときには獣医でありトレーナーでもある先生を紹介します)

そして、咬まないという行動修正ができたことは、今までとは違う正解を犬が見つけたということだと思いますよ。

これは学習無力症になっていてはできませんよね。

注視遮断(無視)によって、学習無力症になったらから咬まなくなった、なんてことはありえないのですよ。

一定期間の無視(アテンション・ディプリべーション)で、今までの条件付けを削除し、新たな上書きをしていくためには、犬からの、または犬への「注視遮断」は必要なことなのです。

PCでいえば、初期設定に戻すでしょう、それと似てるかも。

犬は一時的に混乱はするでしょう。

今まで有効だったことが有効でなくなるから。

でも、よく考えてください。

以前のやり方で犬の行動を換えることができなかったら?

本当にそれが有効だったのかを。

有効な学習なら、何年も咬むということは考えられないのですから。

どこかで条件付けを間違ってしまってきたのかもしれません。
(その部分はパパさんもママさんも反省しているようです)

そして、アテンション・ディプリべーションはずーーーと使うわけではありません。

人と犬との関係性の見直しのために設ける、一定期間の冷却なのです。

この期間に咬まれるようなことを避けなければならないし、咬ませるようなことをしてはならないのです。

ケージにサークルに閉じ込めるという方法もありますが、犬はすぐに出すべきなんです。
閉じ込めてしまえば、犬は何も学習できないのですから(咬みの程度でケージ管理が必要なこともあります)

その方法をKくん一家には伝え、それをご夫妻で徹底することで、Kくんは咬まなくなったのです。

どんなにおいしいモノを与えても、愛情が足りなからもっと抱きしめてやれといわれても、犬にその愛が通じていなければ、犬は咬んでくるんじゃないですか?

これはもう家庭内暴力と変わりはないと思いませんか?

一定期間の無視で、犬はすぐに自分の得にはならないということを理解し、別な答えを見つけようとするようになりますよ。

また無視をされることで、人に対する過剰な期待や執着がなくなり、結果、人間に注視しなくてもいい状態がストレスを軽減します。

そしてこれは、人と犬の関係のリセットであり、新たなそして良好な犬と人との関係修復の一歩になるのですから。

私たちは、犬の攻撃行動に対して支配するのではなく、攻撃行動に出る犬たちを理解して一定のガイダンスを示してあげれればいいのです。

で、へちまこは今後もケースによっては、一定期間の無視(アテンション・ディプリベーション犬からの注視遮断)を奨励すると思うよ~では。

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

2012年7月16日 (月)

易しい愛の遮断。

へちまこの友人が犬に対して「無視」という行為について、とても共感できる記事を書いているのですが、友人の記事は認証制なのでみなさんに読んでいただくことができなくて、少々残念です。

犬の人の社会で不敵切な行動を修正する時に、一定期間無視する方法を「愛情遮断」と著す場合があります。

割と古くからある手ですが、これをうまく使うとことで犬にも犬の保護者さんにも、今までのことを整理して新しいスタートを切れるようにしていきます。

犬は我が家にいるわけですが、犬がいながらにして犬のいない生活を送っていただくのです。

ですから、犬からのアプローチは受け付けないし、人も必要最低限の犬のお世話しかしません。

そんなこと、辛くて、かわいそうで、できないって!

ええ、多くの方がそういいます。

でもその無視こそが、新たなスタートを切らせる、大切な通過点なのです。

で、へちまこの、今、関わっている事例ですが、咬むという問題を持っている小型犬のことです。

トリミングが必要な犬種なのですが、トリミング時にパニック的に噛みつきが出るということで、トリマーさんにもすまないし、犬のメンタル的なこと、ストレス的なことを心配していました。

自宅でもお手入れ時や足を洗う、口の周りをなどに対して過剰に反応するようでした。

この子にも現在に至るさまざまなヒストリーがあって、噛みにはこのトリミングに関することだけではないし、また、保護者さんもほったらかしにしていたわけではないのです。

そう、いわゆる巷で言うところの噛み犬といわれる犬です。

ちゃんと専門家というトレーナーさんにも見ていただいてました。

それでも足踏み状態が続き、まぁ、縁あって、へちまこのところにもご相談にきてくださいました。

へちまこはまずどんな方法を今まで使ってきたか、聞き取りをしてから、一定期間の無視をアドバイスしました。

なぜって、そりゃーもうっ!

食べ物ごほうびの多用で、ごほうびがごほうびとして機能しなくなっていたからです。

無視期間を設定してしまうと、その期限が切れることを期待する保護者さんがいるので、期間を設定しないか、告げないでおきます。

1週間ごとの報告と犬の表情を写した写真から、この対応がうまく言ってるかを判断していきます。

で、3日もすると保護者さんたちの犬をかまいたい、犬の気持ちを察してあげたい、犬の視線に応えてあげたいという気持ちが薄れていきます。

保護者さんたちを噛みに来たら、あわてず騒がず、でも、犬の噛んでくる行動をさせないようにしていきます。

そう、噛みつかせてはならないのです。

サークルに入れるとか、クレートに入れるとかするほどのレベルではない限り、へちまこは犬を自由にしてもらいますが、噛んでくる、噛みつくという行動がでたらすぐに対応処置をしてもらいました(これはさぁ、書くと長いから書かない)

犬が寝てばかりいて心配です…犬が側に来なくなりました。というメールをいただくようになると「愛情遮断」がうまくいっていると判断します。

お散歩も無言(排泄のみで帰宅する)

ごほうびもない(ご飯は出しますがこちらからの要求はありません)

お散歩中の他犬への吠えかかりにも反応せず歩きます。

愛情遮断中は犬の問題行動だなと思われることにいっさい反応を返さない、ということが味噌になります。

そんなこんなで3週間ほど。

お手入れや足拭きを再開したところ、噛まない!

パニック的に噛んでたトリミング時も噛まない!(パニックを起こさなくなった)

噛んできそうになったら「我慢だよ」と、畳み込むように言えば我慢するようになったのです。

えっ、怖い顔して脅かすんだろって。。。そんなことしたらこの神経質でキレやすい子の神経逆なでして、また咬まれます。

唸ったり噛んできそうになったらすぐにやめてあげますが、犬から離れ、犬がそばに来ても人が離れます。

そう、愛情遮断に戻します。

犬はバカではないから、自分の行動の結果というものがわかります。

受け入れれた方が結果がいいとなれば、我慢することを選択していくようになります。

そして、これはごほうびの手順を変えることと、ちゃんとお手入れやトリミングを受入れ、噛むということを我慢できたらごほうびにして、今までの噛みがなくなったケースです。

(そもそも犬の行動学をベースにしたトレーニング方法は人からのわけのわからぬ愛情というもので犬を混乱させないものであったのでは?)

だって、最初に聞いた対処が、食べ物を犬の目前においてマテさせて、その間にお手入れで、我慢できなくて唸ってきたら食べ物でごまかして、また食べ物おいてマテさせて…

なんだか違う条件付けのような?

これではお預けさせているだけで、いやなこと苦手なことだけど我慢しなくてはならないと、学習させてないからだと思うのです。

だって、東大のえらい博士が言っていました。

「我慢する脳は、社会を作るんです」と。

人の社会への社会化って、我慢しなくてはならない時もあると教えてあげないと。

そして、食べ物ごほうびの使い方もごほうびとしてちゃんと機能させないとね。

犬に優しくしなくては犬の心が壊れるって言われてもねぇ、犬が人に優しくない場合はどうすればいいのか、犬に易しく教えてあげないと犬もわかりませんって。

毎週、木曜日にいただくメール。だいぶ短くなってきました。

メールのご報告が短くなったのは、犬が安定してきていることを示唆しています。

最初の頃のどえらく長いメールは保護者さんの並々ならぬ心情の表れです。

まだパパさんのことを監視する素振りがあるようですが(パパさんは犬にかまってもらいたい派だからね~┐(´-`)┌)先週一週間は一度も噛みつきが出ていないとのこと。

それに一番喜ばしいのは、あれほど苦手だったトリミングもトリマーさんの「我慢だよ」で、最後までできるようになったこと。

お家でのお手入れが終わると今まで食べ物をもらってたけど、いらなくなってきたこと。

ママさんのほめ言葉だけでも満足するようになってきたこと。

そしてあと一歩、ママさんとパパさんとこの子の関係が再構築されたら、新しいことにチャレンジすることはたくさんのほめ言葉とごほうびがもらえるだなぁ~~、を、この子に教えてあげてほしいと思っています。

それが自分への自信につながるのですから。

三年間の足踏み状態、お疲れさまでした。

*、あっ、これは一例ですから、安易に真似せず、専門家のアドバイスを必ず受けてからにして下さいね。個々での対応、その犬の家庭環境でも取り組み方が違いますからsign03

  Dcim0408_2

ゴスロリの定番、ボンネットかぶってみました`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!ある意味似合うよね。

似合うかしら~heart04(記事と写真は無関係ですよ)

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

2011年7月27日 (水)

なぜ、咬み犬Tくんには確実なオスワリが必要だったのか?

20110504_p5043736

犬に教えるオスワリ=スワレ(停座)

犬に教えるお約束事のようなこのコマンド。

実は、犬の行動をコントロールするには必要不可欠なものなんです。

へちまこは、咬みつき犬の治療はできませんが、スワレを使って咬みつきそうな場を回避することはできます。

犬のあらゆる問題行動の回避には、スワレさえできればそれほど問題になるものはない…(スワレを解除する言葉は必要ですよ)

そう、教わったへちまこは、Tくん一家にもこれをお教えしました。

その効果か現れ始めたころ、Tくんは、自分で状況が不穏な感じや、誰かを噛んでしまいそうになると、自発的にスワレをするようになってきました。

(対立行動分化強化と拮抗条件付けはセットで行われることが多いようです)

そうすれば、家族の誰かが気付いてくれて、Tくんが今、不安な状態で咬んでしまう状況だと判断し、ストレスレベルを下げるように努力しました。

パパさんの大股で歩く動作、ただ単に高い所のものを取ろうとしてあげた腕、無駄に大きな声…叱られる、叩かれる、ということに対する過剰反応による咬みは、人側の思いもしない動作から連想され発生するのですから。

それは、叩かれることがなくなって久しくなっても、消えることのない傷跡のように残るのです。

これさえすれば、自分は叩かれることはない、叱られることはないという、Tくんの自信のためにも、ご家族のスワレさえできれば噛みつかれることはない、という自信のためにも、確実にすばやくスワレができるようになるのは必要でした。

そして、一番効をなしたのは、スワレさえすればごほうびがもらえ、そして体罰にも遭わずに済むというこを学んでくれたTくんでした。

へちまこは、ことあることに自信たっぷりにオスワリをするTくんや、オスワリのコマンドを楽しげにかける末のお嬢さんを見て、ゼロにはできなかったけど、犬を囲んだ家族の再生はできたかもしれないと安心しました。

犬にこうすれば大丈夫という自信さえついてくれば、今までささくれ立った関係が穏やか方向に転換し、犬のストレスも人のストレスも軽減され始めるのです。

ストレスが軽減され始めれば、人の心にも犬の心にも余裕がでてきて、そこから、再生が始まりおたがいが信用し信頼する関係につながるのでしょう。

この人たちの言う、オスワリを信じていいんだ、と…。

ある日、Tくんは子犬の頃よくそうしてたように、パパさんが腹ばいでお昼寝している背中に乗って丸くなって寝ていたそうです( ´;ω;`)ブワッ。

犬を囲んだ、笑いが戻る…

子どもはいろいろなことに不注意で、約束事もすぐに忘れます。

何かに夢中になれば、周りのことにも気を配ることはできない、未熟な存在ですよね。

顔に傷が残る(でもだいぶ薄くなりました、若い皮膚だから新陳代謝が良かったみたい)かもしれないのに、それほどに咬まれた末のお嬢さんなのですが、Tくんは手放したくはなかったのです。

手放してしまえば、咬み犬がいなくなった分、暮らしは楽になるでしょう。

でも、自分が咬ませたから、自分さえ咬まれなかったら…と、子どもたち自身が自分をそう責めるかもしれません。

犬を飼うこと自体、嫌うようになるかもしれないし、自分たちが殺してしまった、と、それこそ消えない傷を残すかもしれません。

犬側にたって考えれば、この家族のした仕打ちは許されるものではないけど、へちまこは、再生したいという、もう一度やり直したいという、実に人間的な感情に感謝したのです。

そして子どもたちの異種に対する寛容さにも感謝したのです。

メールやコメントで、そのオスワリの仕方を教えてくださいという問いかけには、申し訳ないのですが、へちまこは応えられません。なにせ、現場を見ないことには、環境も大切ですので。

Tくんは小さな犬でしたし、犬歯も削られていました。

人が受けるダメージは我慢できる程度のものでした。

しかし、これが10kgクラスの犬であれば、ハードルはかなりの高さだったと思います。

まして、低学年の子どもがいるという、難問がありましたから。

咬み犬の問題はとてもデリケートなことが多くて、文やブログで安易にこうすれば治るということは、言えないし、わたしは一介のボラで、その筋の専門家ではありません。

咬み犬に育てないようにするのが一番の予防策だと思っています。

ただ、センターの窓口で、飼育放棄をもう一度思いなおしていただけるよう、手を差しのべている人々がいることも忘れないでほしいと思っています。

この日本でも、犬の攻撃性問題行動の真のスペシャリストが当たり前に存在してくれる日が訪れると、いいなぁ~と、願っていますよ。

では。

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

2011年7月19日 (火)

咬み犬トイプーTくんの続き。

トイプーのTくんのことで、ご質問を受けました。

Tくんは、咬まなくなったのですか?うちの子も咬みます。困っています…。

本当にオスワリだけで咬まなくなったのか?

オスワリで咬み犬が治るのか?

残念ながら、Tくんを“全く咬まない犬”にすることは、へちまこはできませんでした。

へちまこがTくん家族に教えたのは、いわゆる対処方法であって治療ではないのです。

回数を減らし、そのぐらいなら飼い主さん家族が耐えられる、飼い続けることができるかもしれない、殺処分をま逃れるかもしれない…と、思ってもらえるレベルまでしかできないのです。

それでも、限りなくゼロに近い数字を目指すのはいうまでもありません。

この日本にも犬の攻撃行動の機関があるようですが、まだデーターを集めている最中で模索の状態だと伺っています。

攻撃性を治療できるレベルまでには、至ってはないとのことです。

骨折をするほどの恐怖を知ってしまったTくんは、同じようにな状況に置かれると咬んでしまうのです。

Tくんと初めて会ったとき、Tくんはすでに犬歯を削られていました。

だけど、なんだろ?獣医さんの躊躇いがあったのか、門歯よりやや長く削られていたので咬まれるとやはり傷を作ってしまうのです。

小型犬での犬歯を削るという処置はあまりないことです。

それほどにTくん家族は追い詰められていたんですね。

センターへの咬み犬の相談の約7割は、センターへの引き取りを希望するものです。

殺処分を依頼しているのを(遠まわしにね)電話口で持ち込みを躊躇ってもらうように職員さんが応対します。

持ち込まれた犬たちは(飼い主放棄)午前の持ち込みなら午前中に処分は行われてしまいます。今から10年も昔は川崎市でも規則通りに殺処分は行われていました。

そして、咬みで相談する犬の家族は、もうずいぶんとその対処をし、どこそこの誰かに、トレーナーに友人にと相談しいることが多いのです。

結果が、悪い方向に向かっていても、咬み犬の家族はすがるしかない状況であって、そのために犬が悲惨な状態であっても、へちまこは責めることはできません。

もう一度その子と向き直ってもらう意欲を持ってもらうためにも、飼い主家族を責め立てることはしてはならないと教わったからです。

でないと、その子はセンターへ持ち込まれてしまうのです。

そして、咬み犬というレッテルを張られた犬は、新しい家族を探してもらえないのです。

だって、咬んでしまう犬をセンターから胸張って出して、また咬んでしまったらその責任の所在は、どこにあるのでしょうか?

センターが負うにはあまりにも過酷になるでしょうから。

Tくんの家族は、幾度となくくじけそうになました。

その都度に、へちまこにTくんの引き取りを依頼してきましたが、へちまこは頑として受け付けませんでした。

なぜなら、へちまこにも当時小学生の子どもがいて、やはり、咬まれる危険があったからです。

へちまこは、自分を咬まない犬はいくらでも育てることはできますが、家族を危険な目には合わせたくはありませんでした。

でも、それでも、ダメな場合は考えてみようとも、思っていたことは確かでした。

信頼関係の構築がもう駄目だから、新しい人にもらってもらえばいい、なんてことを言う人もいますが、そのようなことを述べる人こそがその咬み犬を引き取るべきだと、へちまこは思っています。

そんなこと、特に専門家から言われてしまったら、見捨てられたと思い、もううちの犬は飼えないと思い、センターへ殺処分を依頼してしまうのですから。

それに、咬み犬との暮らしは、犬ばかりにストレスがかかってるのではなく、人犬双方にストレスがかかってきます。

その人たちに、今までやってきたことは間違いで、どうしてそんなことをしたんだとか、どうして自分でいいか悪いかを考えないんだとか、酷で言えません。

だって、そうするしかなかったのだから。

へちまこも、もし、学習発表会の前日に娘の顔に噛み傷をつけられたら、冷静にいられないかもしれません。だって、やはり、自分の本当の子どもは大切ですから。

Tくんは、年に数回ほどしか咬まなくなり、家族で対応できるようになり、へちまこも用済みになりました。

Tくんは、咬んでしまうけど、その状況をオスワリという形でコントロールし、咬ませない状況を作り上げたものです。

Tくんは確かに大変な犬として家族に思われながら暮らしていますが、すべてが大変ではなく、愛らしい部分もたくさんあります。その部分を愛されてご家族と暮らしています。

一番最初の対処がもう少し犬側であったら、Tくんはこれほどまでにはならなかったとは思いますが、Tくんを救ったのは、ご家族そのものです。

ひどい目に合わせてしまったと泣いたパパさん。

いつも抱きしめてくれたママさん。

咬まれてもTくんと遊ぶことを望んだ末のお嬢さん。

けっして、殺処分を望まなかった上のお嬢さん。

どの歯車も欠けてはならない、大切な絆の物語でした。

Tくんの家へ行かなくなって、数年後、へちまこはママさんにばったり道で会いました。

『あいかわらず、年に2.3回咬んできますが、もうTも年寄りに…Tには教わることも多かったです。Tは、もうあまり長く生きられないと思いますが、あの時Tをセンターへ連れていかなくてよかったと思います。もし、殺処分してしまったら、Tがいなくなっても犬と再び暮らそうとは思えなかったと思うのです。Tが死んでしまっても、犬が好きだという思いのまま、新しく迎える犬と暮らせると思うのです、私たち家族は…』

ああ、良かった。

犬を嫌いにならないでいてくれて。

そして、Tくんの終生飼養が達成できそうで…。

へちまこは、この遠い記憶に消えてしまいそうなTくんのことを時折思い起こすのです。

Tくんの前篇はどこにあるのぉ~との、ご要望、多しでしたねsweat01

ごめんなさいm(_ _)m

7月10日アップの記事『確実性という服従』という記事内にあります。

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

2011年7月10日 (日)

確実性という服従。

『あなたの犬は、あなたに服従できてますか?』

と、いうと、すぐに眉をひそめる方が多いですよね。

服従=強制的と、捉える飼い主さんが増加したからかもしれませんが。

陽性強化(これはね日本的な訳し方だそうです)や、オペラント条件づけ、食べ物を報酬に使う犬にも人にもやさしいという、犬のトレーニング方法。

この方法も、食べ物を使って犬に強制的にやらせているという、考えもあります。

いろんな方法があって、へちまこも???になることも多々ありますが…。

でも、一つだけ、へちまこが確かなこと思えることは、自分の犬の命を守るのは、緊急時における服従…つまり確実に任務を遂行させるということではないか、と、思っています。

このことをよくわかっていないと、服従=強制的なこと、捉えられてしまうのかもしれないと思いました。

67731941_org

トイプーあずきちゃんの飼い主さんは、あずきちゃんの服従心を育てたいと思っています。それはいろんな意味で、あずきちゃんの命を守りたいと思っているから。

へちまこは、数年前のダンバー先生のセミナー(2009.6.)のノートを、近ごろ、読み返しています。

確実性と服従というところをもう一度読み返してみました。

あっ、一応、言っておきますが、へちまこは、ダンバー先生に傾倒するものでもないし、テリー先生に傾倒するものでもなく、アンジェラ先生にも傾倒しておりません。

犬をトレーニングするどの方法にも欠点はあり、その欠点をいろんな方法で補完できればいいなぁ~と、考えています。

ただ、アンジェラ先生の犬に対する観方は、へちまこに共感できるものがたくさんあるし、日本ではほとんど知られてないことを教えていたいただきました。

犬の理解者でもあるアンジェラ先生には、リデルという犬自身を助けていただいたわけですから。

だからと言って、そのすべてが正しいわけではないと思いますし、アンジェラ自身もまだまだわからないことばかりhappy01と、言うこともしばしばあります。

また、英国と日本の犬では取り巻く環境に差がありすぎ、英国や米国でのトレーニング方法をそのまんま取り入れること自体に無理があると思っていますが、参考なるものも多く、有効なものもたくさんあると思っています。

また、人間が犬を支配しなければいけないという考えは、へちまこは持っていません。

人間が持つ支配性というのは、人間側が作り出すもので人間側からの支配はあっても、犬からの支配は稀だ、と、ダンバー先生のセミナーノートには記されています。

このことは、リデルやリデル環境にいる犬たち、Teachingを受ける犬やチェシアとの関係を観ていると、犬は心理的な支配性であって、身体的な支配性はほとんどないということは、へちまこなりに確認できました。

そう、犬は体罰は使わんのですよ。

リデルが大きな声でがなる時にも噛んだりするのは稀です。

身体的な強制をかけているように見えても、チェシア自身が自ら服従姿勢をとっているにすぎません。身体への接触はぎりぎりのところでリデルは自分を抑えています。

チェシアがリデルのからの叱責に遭う前の注意喚起に反応して、『スミマセン、以後気をつけます』と、いうシグナルがあれば、それ以上の優位性をあらわにすることもないのです。そして、注意喚起に気付かず好ましくない行動になれば叱責を受けるわけです。

叱責を受けるチェシアは、自ら服従姿勢を取るわけです。(回避行動ともいいますが)

だからと言って、リデルが普段からチェシアを支配しているかというと、そういうことはほとんど観ることはあません。

どちらかというと、ルールさえ守れば好き勝手を認めています。

このことからダンバー先生や他の専門家の犬の社会構造の話も、犬たちの行動から確認できたことになります。

いたって洗練された犬の社会制度なんなぁ~と感心します。

そして…服従でしたね。

服従とは、他の命令、意思に従うこと…と、どの辞典でも載っています。

この従うこと、に囚われてしまうと、人が常に優位になって、犬に支配されないように犬を従えないとイケナイ…と、考えてしまいがち…で、つい強制的なことをしてしまうのかもしれませんね。

では、強制的とは?無理に押し付けてやらせるさま…これも辞典に載ってます。

なんだか強制訓練=服従させる?では、ないんじゃない…と、へちまこは気づきました。

人が強制的に服従姿勢を取らせるから、服従は強制的である、と、見た目思われるのではないかと思いました。

そして、体罰にしろ、恫喝するにしろ、それに反応する服従的なへつらい。

このへつらいが、服従的に人の目に映り、人が犬を罰を与えやすくしていると、ダンバー先生は言っていました。

これは、犬が体罰や嫌悪刺激を避けるため(回避行動)に人にへつらうことにすぎません。

その避ける姿勢が服従姿勢となって発現し、人は自分が優位になった、犬を支配できたとカン違いし、肝心なとき、ここ一番というときに犬の本来の服従心を引き出せないままではないのか、と、へちまこは思うのですね。

その服従を引き出せないと、さらに強制的な手法を使わないといけなくなって、ますます過激になってく…

心理的に強さを持たなくとも、体罰や嫌悪刺激で服従させる人と、犬たちが相手への心理的な強さを認め自ら服従するの比べると、大きな違いがあると思うのですが。

ダンバー先生は、服従とは、人間からのコマンドに犬が確実にそのミッションを遂行させること、としています。

それも、何度も何度もコマンドを発するのではなく、緊急時においては一度きりのコマンドにその犬が反応できる確実性95%を、望ましいこととしています。

残りの5%は、生き物としての予測のつかない不確実性です。

またどうでもよいことへの不服従に関しては、その不服従を認めてもかまわないと言ってましたね。これは、へちまこも同感です。

どうでもよいことっていうのは、ここで何も座らなくったていいとか、ああ、なんだか、今、あんた指示に聞きたくないなぁ~という犬の感じとか、でもそれは、緊急性のない環境でのことで安全が確保されているならということです。

とりあえず、この環境ならだれにも迷惑がかからないという、感じです。

話しは変わりますが、へちまこはずいぶん前ですが、Tくんという咬み付きのひどいトイプーを、センター依頼でずいぶん長い間見た経験があります。

あまりの咬みつきにパパさんがキレテ、蹴飛ばしたら骨折させてしまい、その後が地獄のようなドッグライフを送っていました。

どんなにひどい家族かと思っていくと、まぁ、とても優しい人たちで礼儀正しく、へちまこが来る日にはパパさんがお仕事を早めに切り上げて待っていてくださいました。

どこにも暴力的な影のないご家族で、お嬢さんたちもTくんのことを慮ることのできる、やさしいお子さんたちでした。

では、なぜ、骨折させてしまったか?3㎏にも満たないTくんを…

咬むことに関しては、いろいろエピソードはありますが、最初のトレーナーの指導が体罰だった、ということだけお話しておきましょう。

ママさんは、Tくんを殴ることなどできず、仕事から帰宅したパパさんが体罰係でした。

いろいろと情報の間違いで、悪い方向に行ってしまっただけにすぎず、へちまこはパパさんに(一番咬まれる、二番は末のお嬢さん。このお嬢さんの学習発表会の前日にTくんはお嬢さんの顔面に咬みついてしまい、それに激怒してしまったパパさんでした)『もう、Tくんに関わらなくていいですよ。体罰をしなくていいですよ。夜もどこかで飲んできていいですよ』と、お伝えすると、安堵し涙が流れました。

追い詰められていたのは、何を隠そう、このパパさんなのでした。

Tくんを骨折させたことを悔やみ、それでも咬み続けるTくんを罰するパパさんの重責…へちまこはとても心痛しました。

Tくんとご家族の修復への道のり長く、特に咬み犬の家族に低学年の子どもがいる場合は、思うように進まないこともあり、それでも対処法を考え、お子さんたちには(特に末のお嬢さん)達成できたらポイントにし、毎日やることを小さなプレゼントでモチベーションを上げ、Tくんの情動の安定を試み続けました。

そして、Tくんには何か不穏な様子があったり、咬みつきが出そうになったら、とにかく1秒で、遅くとも3秒以内に確実にスワラせる、というトレーニングをしてもらいました。

叱らず、怒鳴らず、確実に指示を遂行させる、ということを手抜きをせずに毎日ごく短い時間で何セットかに分けてやってもらいました。

これにエマージェンシーコールをTくんには覚えてもらいました。

このスワレがどこでも、いつでも、どんな時でも、いくらかの距離でもで確実にできるように、日々トレーニングをしてもらいました(解決したい問題行動と両立しない行動を強化すること…対立行動分化強化といいます)

毎日咬んでいたのが一日おきに、3日おきに、1週間に一度になり、ひと月に数えるほどになりかけたころには、Tくんを囲んだ笑いも見え出し始め、へちまこは繁雑に訪問することを控えました。

ある日、Tくんのママさんから電話があって、また、何かひどく咬まれることでも、と、へちまこは思いましたが…

ママさんの声は明るく『今日、Tの命を救えました、あのどこでもオスワリ、どんな時でもオスワリで…』

実はこういうことで、トリミングへ通う道で、Tくんを自転車から下ろすと、うっかりリードを離してしまったママさん。

トリミングが苦手なTくんは思わず走り出し、6車線もある交差点へと向かいました。

誰かに止めてもらいたくても、いきなり触られればTくんは確実にその人に怪我を負わす恐れもあります。

ママさんは、短い時間の中でぐるぐると考え、そして『Tっsign03スワレっsign03スワレーっsign03

Tくんはその声に反応し、その場にオスワリをしたのです。交差点の歩行者信号は赤で、Tくんがスワレをした位置は車道から2mぐらいだったそうです。

近くの人が抱こうとしたけど、『触らないでくださ~い。咬みま~す。申し訳ないのですがリードふんでください。T、スワレだよ~』で…Tくんは無事、捕獲できたということでした。

確実にスワレができるとこでTくんの命を救い、Tくんの咬み癖から周囲の人を救ったママさん…そして、日々、トレーニングに励んだご家族。

Tくんの本来持っていた(Tくんは人と何かすることに関しては喜々としてやってくれる子でした)信頼のおける人への服従したいと思い。もちろん分化強化がその行動を引き出してはいますが、それだけではないような気がした出来事でした。

さて、みなさん、あなたは確実にここ一番というときに、自分の意思を犬に分かってもらえるでしょうか?

リードがついていれば、離さばければ…物理的に頼って心理的に人が安心しているのか、リードは保険でいざとなったら、犬の行動をあなたの声だけで(舌打ちや、クリッカーなしね)あなたの意思に添わせることがことがでるかどうか、その指示に従いたいと思う気持ちを引きだせるか、また犬の意思を確実に自分の意思に従わせなくてはならないとき…そこには服従は関係ないのでしょうかね?

まぁ、言葉って難しこと…いろんな意味があるからね。

とりようによっては、悪い意味にもなりかねない。

へちまこ?

自信がありますよヾ(´ε`*)ゝ自分の犬に関しては。

100%ではありませんが、95%の確実性ですけどね。

では。

ああ、そうそう、この記事内のTくんへの咬みつき対処法はごく一部のことで、咬み付きで悩んでる方は気軽にまねしないでくださると、ありがたいです。だって、その子その子でケースが違うし、対処も違うと思いますから。

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

最近のトラックバック

カテゴリー