Canine Communication Play is Instinctive 4
さて、アンジェラ先生のセミナーで使われる画像や動画のほとんどが、中型以上の子たちなので、小型犬のオーナーさんは蚊帳の外のようでつまらないという方がいます。
でも、大きかろうが小さかろうが犬には変わりがないと思いますから、小さいぶん、大変かと思いますがやはりよく観察してみて、後からでもいいですのでを探してくださいね。
大きな子の画像や動画が多いのは、顔の表情も身体の動きも大きな分、見えやすく説明しやすいからなんです。
小型犬の飼い主さんは、大型犬とは違うと思われる方が多くて(そりぁねぇ、力加減とか扱い方は大きな子並みにはしちゃいけないことたくさんですが)小型犬だから、と、必要以上に犬と犬との関係に介入して過保護にしてしまわないように、時には黙ってその子なりの落とし所を観察するといいかも。
カイくんは真面目な感じがする子で、冗談は苦手な感じ。
だから、オーパスくんがカイくんのリードに気がつかず、初っ端にそのリードに突進してしてしまうアクシデントにカイくんの危険レベルはすぐに上昇…お家へ帰ろうよコールが始まりましたが、しばらくするとあれは事故だったと納得したのか、その後は大きな動揺もなくカイくんなりに楽しんでいるようでした(どうでしょうねぇ、カイママさん。カイくん、立ち直ってましたかしら?)
カイくんにはカイくんなりの気持ちの落とし所があるようで、そこはこれからも観察しないとわからないかなぁ~。
あずきちゃんは、ごくごく普通のωな子なんですよね。
家庭犬には抜群の子です。犬の争いごとにも野次馬のごとく(リデルは飛びつきます)飛びつくようなこともないでしょうし、自ら『そんなのきけんじゃね?』というような場所にはいきませんが、自分の好奇心には割と忠実かしら?この日は初対面のWテリヤの子がお気入りのようで遊びに誘う姿が愛らしいあずきちゃんでした。
あずきちゃんの賢いところは、己を知っている、と、いうことかしらね。
アスパちゃんはね、女王さまな子。(犬、犬に出会う。アスパちゃん、ランチに誘われたかしら?)
ママに呼ばれても、『あなたが来るべきよ』と、いうタイプの子です。こういう子を呼びのきかない子とか、頑固と捉える方は多いのですが、彼女は女王様なんでこちらが礼儀正しくないと認めてくれことが多いかな~。
taskをしているアスパちゃんはメキメキ自信がついたみたいで、大きな子の爆走にの傍らで動じることなく散策してましたね~
小さい子たちは、大きな子が爆走する傍で、時にはマイペースに、時には小さい子同士でコミュケーションを楽しんでました。
ちょうだいコールに少し困り脚のあずきママさん。“こまっちゃうぅ~”と、いうようなあずきママさんの脚がですね。
小学校でも暴走する悪ガキを後目に、黙々と読書する子ッていませんでしたか?小さい子たちはそんな感じで参加していましたね。
そうそう、ルナちゃんは、最初のころ、小さな子に気付かず、蹴散らしていくというお嬢さまでしたが、今ではそんなこと致しません。小さな子の存在にもちゃんと気配りができるようになっていましたね~さっすがぁ
こうして、人は人と会話し、犬は犬と会話しながら歩く日は、いろんなことに囚われずに犬たちの存在を空気のように感じられるように思いますね~。
人と犬たちは仲間と群れを作って何百万年もかけて、パタゴニアの果てにたどり着いたそうです。
アフリカの大地溝帯から人と犬との絆が連綿と続いているんだなぁ、と、しみじみと感じる日でしたね。
さて、あずきちゃんのところで、ωと表現してましたが、それはあずきちゃんがωとして他の子をTeachingできるということで書いたわけではありません。
あずきちゃんのキャラクターを表現したに過ぎません。
以前から、たまに記事にするように、どんな子でも自由に自分を表現できる時間を与えれば、その子なりの犬語の会話があって、何かを教え合うでしょう。
それは、人でも、大人なら子どもに年下の人に何かを教えることができることと同じですよね。
でも、専門的なことはその筋の人に教えていただくことになります。
Teachingdogのα、β、ωは、少々、重要な役割の動きをします。その動きは同族から伝えられるもので、人は教えることはできないのです。
でもそれもその素質がないと引き出せません。
また、素質があるから、Teaching dogのα、β、ωの動きや働きができるわけでもありません。特にハンティングゲームは必ず群れ(チーム)で、行われます。そのチームを引っ張り、調整できるスキルは持って生まれたものに左右されるわけですね。
アンジェラ先生のセミナーでαの♀が、自分の後継者を自分で選んでいました。
あのα♀は、あの子犬をαとしてのTeachingをするわけですね。
で、へちまこは気づいたのですが、近ごろ、リデルはオーパスがお気に入りで、オーパスをよく遊びに誘うわけです。アスパさんから送っていただいた画像を見ていると、リデルはオーパスにβとしての動きを教えてるんじゃないか、または、オーパスがリデルから何かを学ぼうとしてるんじゃないかと思えるシーンがいくつかありました。
リデルのブロッキングです。ルナちゃんへの進路変更ですね。βのボディ使いのひとつです。ボディの使い方でα、βがわかります。
ルナちゃんは走り出すと群れから離脱することが多いので、リデルが外側からルナちゃんを押し返してますね。
それを監視するジェイド。オーパスはリデルを眼で追っているような…
リデルの動きをトレースしてるような動きです。
オーパスはルナちゃんではなくて、リデルの動きを見てるんですね。
ルナちゃんの方向転換に…。
反応するふたり…でも、オーパスの目はリデルを追っています。
以前のオーパスはこうした場面では、リデルの進路を妨害して(わけわからずで)叱られたりしてましたが、この日はいたって冷静で吠え声も上がりませんでした。
オーパスなりにリデルの仕事の邪魔にならずにとの考えかもしれませんが、リデルはもしかしたら、オーパスをβに選んだかのかもしれません。
オーパスから引き出せるものがあるのかないのかは…前回の記事で、オーパスくん次第かも、と、書いたのは、へちまここれに気付いたからなんですよ。
ちょっと、わくわく…続きます。
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